- 金沢大学資料館は文化庁の支援を受けて、昨年7月から本年9月まで被災文化財の三次元計測を実施してきました。対象は寺社、古民家、仏塔、仏像、庭園、墓地など多岐にわっています。資料館のwebsiteには昨年度のデータから14件を公開しています。本講演では、9月に計測が終了したばかりのデータをご覧いただきます。地震の被害により多くの文化財が復旧できない状態になっています。しかし、三次元計測で記録することにより、今後の能登半島の復興に活用できる可能性があります。大学資料館では今後も三次元計測の活動を継続していく予定です。