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大学コンソーシアム石川

◆ いしかわの「歴史と文化」シリーズ

9月8日(水)

能登七尾城と畠山文化

◆講師:東四柳史明 金沢学院大学美術文化学部教授

戦国乱世の北陸で、七尾城を拠点に領国支配を展開した、戦国大名能登畠山氏の軌跡をたどりたい。大名権力の強化と戦国城下町七尾の形成、京都文化人の能登下向と地方武士文芸の高揚、能登の内乱と七尾落城などを通して、戦国期能登七尾の歴史的位置付けを明らかにする。

9月9日(木)

加賀文化の形成と学校方

◆講師:濱岡伸也 石川県立歴史博物館学芸専門員

石川県の文化は、18世紀後半からの加賀藩の動きと密接に関係しています。その動きの中で、「学校」は藩士の師弟の教育機関というよりも、藩政を円滑に運営していくための専門研究機関だったようです。

9月13日(月)

一向一揆時代の加賀白山

◆講師:由谷裕哉 小松短期大学産業情報科助教授

白山を世界遺産にという動きが始まりつつあります。その一環として白山の加賀側の宗教文化を考える際、常套句的に言われてきた多くの宗教施設を破壊した一向一揆という問題が浮かび上がります。しかし、加賀一向一揆に関する膨大な研究史を眺めても、白山への言及はあまり多くありません。そこで、この講座では、時間のゆるす限り、一向一揆と加賀白山との関係を主に宗教に関わる地元の文献から考察しようと思います。

9月30日(木)

石川の食と生活

◆講師:大友佐俊 (株)大友楼代表取締役社長

石川県の郷土食や伝統料理は、加賀藩と深い関わりがあり、此日に至っています。前田家で行われていた儀式や有識の仕事が金沢の食文化に多く影響されていることを、節句の料理や食の風習を通じて、現代の食生活を考えてみたいと思います。



◆いしかわの「自然環境」シリーズ

9月21日(火)

エコシステムマネジメント-片野鴨池の生態系保全をデザインする

◆講師:敷田麻実 金沢工業大学情報フロンティア学部情報マネジメント学科教授

加賀市にあるラムサール条約湿地片野鴨池は、鴨猟や水田耕作などの地域の人々の「かかわり」によって、300年以上持続可能な利用が続けられてきました。しかし最近そのシステムが十分働かなくなってきています。そこで片野鴨池で今進められている新しい生態系保全のアプローチ、「エコシステムマネジメント」について解説し、人と生態系のかかわり方の将来を考えます。

9月26日(日)

石川県の恐竜時代

◆講師:桑島化石壁産出化石調査団 団長 真鍋 真 国立科学博物館主任研究官
籔本美孝 北九州市立自然史・歴史博物館学芸員主査
平山 廉 早稲田大学国際教養学部助教授
岡崎浩子 千葉県立中央博物館上席研究員
伊佐治鎭司 千葉県立中央博物館研究員

白峰村には中生代白亜紀前期の手取層群と呼ばれる地層があり、恐竜などの様々な動植物の化石が産出します。今年7月に新聞報道のあったヘビに近縁なトカゲ類(ドリコサウルス類)の発見をはじめ、平成12年度~16年度にわたって石川県と白峰村で行っている化石調査の成果の紹介を報告会形式で行います。

9月29日(水)

黄砂の起源と功罪について考える

◆講師:佐藤 努 金沢大学自然計測応用研究センター助教授

日本に飛来する黄砂の被害が年を追うごとに深刻化していると言われていますが、黄砂は我々石川に住むものにとって悪玉なのでしょうか?それとも善玉なのでしょうか?本講義では、黄砂の起源や黄砂粒子の性質と挙動についてやさしく解説し、その環境影響について石川に住む皆さんとともに考えます。



◆ いしかわの「医療」シリーズ

9月10日(金)

加賀野菜の栄養評価と機能性

◆講師:榎本俊樹 石川県農業短期大学食品科学科教授

加賀野菜とは、昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で生産されているものから、金沢市農産物ブランド協会が認定した野菜を示し、現在、金時草ほか15品目が認定されている。今回は、加賀野菜の特徴、栄養価及び生体調節作用(機能性)について解説し、研究成果から開発された加工食品なども紹介しながら、加賀野菜に対する理解を深め、地域の食材、地域に密着した食生活がいかに重要かを考察する。

9月17日(金)

生活習慣病と運動療法

◆講師:小林淳二 金沢大学医学系研究科 生活習慣病講座(石川県)教授

高脂血症、高血圧などの生活習慣病の予防のためにウォーキングなどの有酸素運動が効果的である、とはよく言われていることです。私どもは、実際に、金沢市のある企業の事務系の方々に、「万歩計をつけて一日一万歩歩き、毎日の歩数を欠かさず記録して下さい」と指導し、指導開始前と開始してから約50日後の体重、血圧、脂質などを比較いたしました。その結果、平均の体重の減少は1kgにも満たなかったにもかかわらず、血圧、中性脂肪、コレステロールなどがきちんと低下することを私たちは確認致しました。毎日の多忙な生活の中で運動療法を継続させるコツは何と言ってもその内容が簡単であること、につきると考えております。

9月27日(月)

生活習慣病と温泉地療法

◆講師:勝木道夫 (財)北陸体力科学研究所理事長

生活習慣病の克服には、他からの強制でなく、自らの決意で、インフォームドチョイスにより、行動変容を成功させ、生活習慣病の歪みを是正することが必要である。この分野は、攻めの医療である近代西洋医学より、支えの医療である温泉医学の成果の普及実践である温泉地療法が有効性が高い。温泉療法と温泉地療法の違いと、その実際について述べる。



◆ いしかわの「ものづくり」シリーズ

9月7日(火)

ゼロからのもの造り~環境装置製造企業アクトリーにおける製品ができるまで~

◆講師:滝井芳幸 (株)アクトリー常務取締役

アクトリーは、環境関連機器が主力製品であり、石川の専業メーカーとして珍しい。この分野は近年急速に発達してきた市場であるため、製品開発のほとんどは手探りの自社開発技術により行わざるを得なかった。産学官共同研究に30年前から取り組み、石川の基盤産業である、繊維機械や電機機器のメーカーと協力して、技術的に全国レベルにおいても高い評価を受けるまでに成長した。アイデアを技術として確立し、製品化するまでのプロセスについて紹介したい。

9月14日(火)

山中漆器と温泉文化

◆講師:鹿野恭弘 山中町国分山医王寺住職

山中漆器は、湯の町山中温泉に生まれて育ちました。そして、400年の歴史の中でそこに働く人達の大きな支えとなったのは、共同浴場「菊の湯」だったのではないでしょうか。山中漆器を温泉文化の視点からとらえてみたいと思います。

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