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10年後における本コンソーシアム参加大学共通の教養教育機関の創設を見据えて、「大学コンソーシアム石川」の活動を飛躍的に強化することが、本事業の目的です。

現在、18歳人口減少により大学全入時代を迎えていますが、その結果、各大学は明確な目標や目的意識を持っていない学生、精神的に未熟な学生、基礎能力(学力)の欠如した学生等についても受け入れ、しっかりとした教育プログラムのもと、社会で通用する人材に育成することが求められるようになってきました。この求めに対応するためには、 「十分な教員数の確保」や「ICT教育の導入等による教育の質的改善」が必要となっていますが、小規模な大学においては、これらのことを単独で実現することは、経営的に極めて困難です。

また、大学コンソーシアム石川の中核事業であるシティカレッジ事業は、会場が金沢の中心部にあるため、そこにある文化施設を利用した文化体験型授業ができる半面、多くの高等教育機関が郊外に在るため、必ずしもすべての学生が受講できる状態になっていません。社会人学生として聴講できる県民についても、金沢から遠く離れた地域では、シティカレッジへの参加は極めて困難な状況にありました。

このような問題の解決を図るため、大学コンソーシアム石川を「ICTを効果的に活用した知の発信拠点」として大いに活用できるようにしようというのが、本事業です。このための方策として、

  • ①各高等教育機関の連携を強化し、それぞれの機関の求めに応じる形で、各機関・教員が持っている、教育及び授業コンテンツや様々なノウハウ(FD・SDに関する取組、ICT教育推進に関する運用とシステムの構築、広報活動等)を相互提供・共有化する。
  • ②ICTを効果的に活用するために、テレビ会議システムや各種ICTシステムの導入を行う。
  • ③コンソーシアムにおけるシティカレッジの充実・発展と、「いしかわe-教育支援センター」の新設による教育者及び学習者支援体制の構築を図る。

  • ことを行おうとしています。そしてそれらを踏まえて、10年後には、教員組織をも独自に抱えることができるような、法人組織としてのコンソーシアムを目指しています。また、各高等教育機関が、コンソーシアムをもう1つの教養教育機関と位置づけ、教養教育の改善と効率的運用が図れるようにすることも、この事業が最後に目指す大きな目的です。

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