ICT教育をすすめ、石川県内の教職員や学生にe教育のサポートを行う組織

センター長よりご挨拶

このたび、大学コンソーシアム石川のＩＣＴ化を支援する組織として、その事務局内に「ｅ教育支援センター」を立ち上げることとなりました。
「ｅ教育支援センター」は、昨年度の文部科学省戦略的大学連携支援事業（以下、戦略ＧＰ、と略称）に採択されました「大学コンソーシアム石川を中心とした共通の教養教育機構とＩＣＴ教育支援体制の構築」（代表校：金沢大学、平成20～22年度）において、その目玉として構想されていたものです。上記事業では、大学コンソーシアム石川において、テレビ会議システムを導入して遠隔地授業を行うことや、ＬＭＳ（学習管理システム）やＳＮＳなどを搭載したポータルサイトを導入してｅラーニングを含めたＩＣＴ教育を実施すること、あるいは将来の大学コンソーシアム石川における講師団形成をにらんでの人材データベースを構築すること、などが行われる予定になっています。このうち、遠隔地授業は本年度前期から、ポータルサイト（ＵＣＩポータル）の運用は本年度後期から開始され、来年度には人材データベースの稼働が始まる見込みです。しかし、これらを実際に動かしていくには、これらを利用する講師・受講生、あるいはコンソーシアム参加の各高等教育機関・自治体・企業団体等の担当者などをサポートする組織がなくてはなりません。そのサポート組織が、「ｅ教育支援センター」です。
「ｅ教育支援センター」には、戦略ＧＰで雇用した3名の職員が配置されています。すでにこのうちの2名には、大学コンソーシアム石川の職員として、本年4月からテレビ会議システムのサポートをしてもらっていました。そして、後期からＵＣＩポータルの運用が始まり、サポートの在り方が大きくかわったことで、きちんとした組織とすることが必要となり、システム担当者1名を加えて「ｅ教育支援センター」というバーチャルな組織を大学コンソーシアム事務局内に立ち上げることなった次第です。
センターの立ち上げに当たり、その運営に責任を負うセンター長には、戦略ＧＰの活動全体を動かしている支援企画委員会の委員長を充てることになりました。このセンターが戦略ＧＰのもっとも重要な事業という認識からの人選です。このセンターをうまく活用して、残り1年半の戦略ＧＰ期間に大学コンソーシアム石川のＩＣＴ教育を軌道に乗せ、戦略ＧＰ終了後につなげていくことが、まずはセンター長の使命と認識しております。
皆様方には本センターへのご理解・ご協力を、また、とりわけ大学コンソーシアム石川の関係者の皆様には本センターの活用を、強くお願いする次第です

大学コンソーシアム石川ｅ教育支援センター長